通常、新年1発目の投稿は恒例の「レコードオブザイヤー」なのだが、今年は趣向を変えて(近々やります)渋谷西武で開催されているQUEEN50周年展-DON‘T STOP ME NOW-の話題を取り上げる。
この展示はQUEENの結成50周年を記念して2021年11月より2022年の2月まで渋谷西武モヴィーダ館にて開催されている。

1月1日、渋谷。
ヒカリエもスクランブルスクエアも休みである。それでもそこそこの人出。いや、全然少ないのかも知れない。スクランブル交差点も地方の日曜日くらいの人出であった。タワレコもディスクユニオンも休みである。東急ハンズも休みである。(行くところがない…)
17時以降入場のアフターファイブチケット(祝祭日料金1,600円)だったのでLOFTで時間を潰してからモヴィーダ館へ。

(ここから激しくネタバレします。これから行く予定の方は読まない方が良いかも…)

エスカレーターで6階まで上がると展示会場。映像とモノの複合展示だったが、映像以外は撮影可(動画撮影は不可)だった。
Queen2
なかなかに興味深い展示だった。手書きの歌詞やポスターへのサイン、日本のミュージックライフ誌のアンケート(好きな女優欄にジョン・ディーコンは「?」と書き、フレディ・マーキュリーとロジャー・テイラーは揃ってJane Fondaと書いていた)など面白かったが、ほとんどの展示物がレプリカ(複製)だった。不特定多数が訪れる百貨店の展示に、本物は出せない。楽器の展示もあったが、もちろんレプリカである。(ブライアン・メイのレッドスペシャルの本物が拝めるなら、入場料100倍払ってもいい!)
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展示品はそんな感じだが、映像コンテンツはなかなかだった。
ジョン・ディーコンのコーナーもあった。4人とも曲が書けるQUEENの中では地味な存在のジョンだが、実は彼が作ったAnother One Bites the DustがQUEENの中で最も売れたシングル曲である。日本で特に人気が高い「永遠の翼」(Spread Your Wings)もジョンの曲である。(自分が好きなYou're My Best Friendもそうである)
有名なLIVE AIDの映像を関係者のインタヴューとともに見たところで、7階へ。7階は物販コーナーね、と思っていたら、大音響が…
この50周年展の目玉、西武球場でのライブ映像(西武百貨店だから使える?)を座って見られる展示があった。150インチのスクリーンが4面とライブ会場バリの音響、ライティングでQUEENのライブにいるような臨場感。QUEENのパフォーマンスが常に一定以上の水準だったということをまざまざと見せつけられた。
調べてみるとこのライブは1982年11月3日の開催。夜の所沢は相当寒かったようで、フレディの吐く息は白くなっている。それでも半裸のフレディは偉い!
以前はビデオ化されていたようだが、現在では見ることができないものだそうだ。

そのライブの中からこの会場で演奏された曲は確か…
Bohemian Rhapsody
Teo Torriatte
Another One Bites the Dust
We Will Rock You
We Are The Champions

順不同、Another One Bites the Dustは無かったかも?(曖昧ですみません)

・Bohemian Rhapsodyでロジャーが巨大な銅鑼をぶっ叩くところで心配になった。(壊すんじゃないかと…)
・フレディがTeo Torriatteの1番のサビを英語で歌うもんだから、おいおいと思ったが、2番はバッチリ日本語を聞かせてくれ、観客にも歌わせるサービスぶり。
・メンバーの西武球場でのオフショットもあり楽しめた。
・フレディはライオンズの帽子をかぶってのパフォーマンスもあった。(そもそも下半身は野球のユニフォームを模した衣装)

1月1日に行ったので、期間限定のイベントをやっていて、入り口でQUEENメンバーの写真が印刷されたくじ付き年賀カードを貰った。当選番号は7階でわかる仕組み。当選番号は「なるほど、そりゃそうね」という番号だった。

マニアしか楽しめないかも知れない。あと、混んでいるとゆっくり見れないのかも知れない。1月1日はすいていてゆっくり見られて、とても良かった。(自分の所要時間1時間10分)